落魄(読み)ラクハク

デジタル大辞泉 「落魄」の意味・読み・例文・類語


らく‐たく【落×魄/落託】

らくはく(落魄)

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精選版 日本国語大辞典 「落魄」の意味・読み・例文・類語

らく‐はく【落魄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) おちぶれること。志を得ず不遇なこと。らくたく。落泊
    1. [初出の実例]「憶汝先来南海上、夜尋落魄旧能鳴」(出典:菅家文草(900頃)四・聞早雁寄文進士)
    2. 「まことに此良夜をいかで、一詠なかるべきとて、蜂腰一首を綴て、いささか落魄(ラクハク)の御こころをぞ、なぐさみ給ひける」(出典:信長記(1622)一上)
    3. [その他の文献]〔史記‐酈生伝〕
  3. ( 形動タリ ) 気持が大きく、物事に拘泥しないこと。ほしいままにふるまうこと。また、そのさま。らくたく。〔文明本節用集(室町中)〕

らく‐たく【落魄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「らくだく」とも )
  2. らくはく(落魄)〔伊京集(室町)〕
  3. らくはく(落魄)〔亀田本下学集(室町中‐末)〕

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普及版 字通 「落魄」の読み・字形・画数・意味

【落魄】らくはく

おちぶれる。清・袁枚〔剣に枕する図。李開周の為に作る〕詩 江湖魄す、兩鬢(りゃうびん)の秋 男兒未だ報ぜず、是の恩仇 中にるることを怕(をそ)る、雄の事 (かり)にを取りて、枕頭に當つ

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