二十五弦(読み)にじゅうごげん

精選版 日本国語大辞典 「二十五弦」の意味・読み・例文・類語

にじゅうご‐げんニジフ‥【二十五弦】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 中国・朝鮮雅楽に用いる弦楽器。長さ約二メートル、幅約五〇センチメートルの大型の箏(そう)で、二五弦を有し、可動の柱(じ)で調弦する。→瑟(しつ)。〔名語記(1275)〕 〔淮南子‐泰族訓〕
  2. [ 2 ] ( 二十五絃 ) 詩集。薄田泣菫作。明治三八年(一九〇五)刊。作者の第三詩集で、雅言古語を多く使用し、神秘的宗教的傾向が強い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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