二宝荒神(読み)ニホウコウジン

デジタル大辞泉 「二宝荒神」の意味・読み・例文・類語

にほう‐こうじん〔ニホウクワウジン|ニハウクワウジン〕【二宝荒神/二方荒神】

馬の背の両側に枠をつけて、そこに一人ずつ乗ること。
所謂からしり、乗りかけ、二宝荒神、三宝荒神なるまで」〈孔雀楼筆記・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二宝荒神」の意味・読み・例文・類語

にほう‐こうじん‥クヮウジン【二宝荒神・二方ハウ荒神】

  1. 〘 名詞 〙 馬の背の両側に、一人ずつすわれる枠または箱をつけ、その両方に乗ること。また、二つのものをのせることやその乗り方や乗せ方をもいう。
    1. 二宝荒神〈続膝栗毛〉
      二宝荒神〈続膝栗毛〉
    2. [初出の実例]「行月の牛につけたる塩俵〈里東〉 松にすすきを二方荒神〈芹花〉」(出典:俳諧・俳諧勧進牒(1691)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android