二度吃驚(読み)にどびっくり

精選版 日本国語大辞典 「二度吃驚」の意味・読み・例文・類語

にど‐びっくり【二度吃驚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 初めて見聞きした時その意外さに驚き、さらによく見聞きした結果、また改めて驚くこと。
    1. [初出の実例]「けふ見たは二度ひっくりぞ秋の月〈親重〉」(出典:俳諧・誹諧発句帳(1633)秋)
  3. 初めの時そのすばらしさに驚嘆したのに、二度目は期待はずれで驚くこと。特に、女性後ろ姿の美しさを見て驚き、顔を見てその醜さにまた驚くこと。一石六斗(いっこくろくと)
    1. [初出の実例]「つまことのうちなつかしくのぞきみれば二度ひっくりのさてもかほ哉」(出典:狂歌・狂歌旅枕(1682)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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