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二次鉱物 にじこうぶつsecondary mineral

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

二次鉱物
にじこうぶつ
secondary mineral

既存の鉱物の分解、変質などによって導かれて生成された鉱物の総称。次成鉱物ともいう。多くの場合、地表条件下で不安定な鉱物が分解し、その全部あるいは一部の成分のほか、その場で利用しうる成分を主成分とする。その条件下で安定な形として生成されることが普通で、二次鉱物が他の成因で生成されることは少ない。また水分をヒドロキシ基あるいは結晶水の形で含有していることも多い。重金属を主成分とする二次鉱物のなかには、そのイオンあるいはそれが水分子やヒドロキシ基などと結合した状態のもつ特徴的な色を呈することが多く、たとえば第二銅(青・緑)、ニッケル(緑)、コバルト(淡紅)、第一鉄(淡緑)、第二鉄(黄~褐)、第一クロム(緑)、第二クロム(重クロム酸塩の形をとる。橙(だいだい))、ウラン(橙~黄)などがとくに著しい。二次鉱物がさらに分解して別鉱物となったような場合でも、三次鉱物とはいわないで二次鉱物という。[加藤 昭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の二次鉱物の言及

【鉱物】より

…変成作用,続成作用による鉱物生成の場合である。 鉱物はその生成の時期により,初成鉱物すなわち一次鉱物と,これら一次鉱物が生成後その存在する環境に著しい変化が生じ別種鉱物に変化して形成された二次鉱物に分けられる。例えば一次鉱物である硫化鉱物類の集合体が天水または地表近くでの熱水などのように酸素を溶存する水により酸化分解を受け,硫化鉄鉱物が針鉄鉱などの含水酸化鉄鉱物に変化する場合,さらに反応を行った水中に溶出した成分がふたたび晶出する場合がある。…

【土壌】より

…土性は土壌のもっとも不変的な基本的性質であって,土壌の物理性・化学性のいずれにも深く関係しており,この知識は土壌管理や作物栽培において重要な基礎となるものである。
【土壌鉱物】
 土壌の主要構成分である鉱物は一次鉱物と二次鉱物に分けられる。地中深くで岩漿(がんしよう)(マグマ)が冷却して岩石を形成するさいに生成した鉱物,すなわち造岩鉱物を一次鉱物と呼び,造岩鉱物が地表の風化作用で変化して新しく生成した鉱物を二次鉱物と呼んでいる。…

※「二次鉱物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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