二番湯(読み)にばんゆ

精選版 日本国語大辞典 「二番湯」の意味・読み・例文・類語

にばん‐ゆ【二番湯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 疱瘡(ほうそう)治療で、一度効果のない場合、二番目にかける湯。
    1. [初出の実例]「娘か事も近日になる 思日の火二番湯懸る計也」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第九)
  3. 生まれてから二度目にする湯浴
    1. [初出の実例]「出産後小児即時に産湯を引は取揚婆の役目也。二番湯にて三日目に湯を引事是又定例なるが」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android