二葉かほる(読み)フタバ カオル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「二葉かほる」の解説

二葉 かほる
フタバ カオル


職業
女優

本名
鈴木 ふく

生年月日
明治4年 10月7日

出身地
東京市 神田区五軒町花屋敷(東京都)

経歴
24歳で大阪の舞台に立ち、大正5年新派の中野信近一座の連鎖劇出演。のち日活向島の活動写真に出た。52歳の12年松竹蒲田入社、島津保次郎人肉の市」などに母親役で活躍。震災で下加茂、蒲田に戻り祖母役。14年準幹部となり、「恋妻」「征服者」等で母役を演じる一方紅灯の影」「カラボタン」で老妓を演じた。昭和15年フリーとなり東宝の「馬」。17年大映京都入社「無法松一生」で老婆好演戦後も老婆役で出演。

没年月日
昭和23年 1月22日 (1948年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「二葉かほる」の解説

二葉 かほる
フタバ カオル

大正・昭和期の女優



生年
明治4年10月7日(1871年)

没年
昭和23(1948)年1月22日

出身地
東京市神田区五軒町花屋敷

本名
鈴木 ふく

経歴
24歳で大阪の舞台に立ち、大正5年新派の中野信近一座の連鎖劇出演。のち日活向島の活動写真に出た。52歳の12年松竹蒲田入社、島津保次郎「人肉の市」などに母親役で活躍。震災で下加茂、蒲田に戻り祖母役。14年準幹部となり、「恋妻」「征服者」等で母役を演じる一方「紅燈の影」「カラボタン」で老妓を演じた。昭和15年フリーとなり東宝の「馬」。17年大映京都入社「無法松の一生」で老婆を好演。戦後も老婆役で出演。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「二葉かほる」の解説

二葉かほる ふたば-かおる

1871-1948 大正-昭和時代の女優。
明治4年10月7日生まれ。舞台女優,芸者などをへて,大正12年松竹蒲田にはいり,母親役や老け役を好演。フリーで活躍後,昭和17年大映京都の専属となった。出演作に「馬」「無法松の一生」など。昭和23年1月22日死去。78歳。東京出身。本名は鈴木ふく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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