于右任(読み)うゆうじん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「于右任」の意味・わかりやすい解説

于右任
うゆうじん / ユイユーレン
(1879―1964)

中国の政治家、国民党の元老。字(あざな)は伯循(はくじゅん)。陝西(せんせいシャンシー)省三原(さんげん/サンユワン)の人。挙人であったが、日本に留学し、1906年(明治39)中国同盟会に入会した。帰国後『神州日報』『民立報』などで清(しん)朝批判を展開した。民国成立後1912年南京(ナンキン)臨時政府の交通部次長となったが、袁世凱(えんせいがい)が大総統となると反袁運動を展開した。1924年の国共合作では国民党中央執行委員となり、孫文(そんぶん/スンウェン)死後は国民党右派の指導者として活躍し、1930年監察院長となり、以後党内の要職歴任。1964年11月台北で死去した。書家としても有名である。

[阿川修三]

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