精選版 日本国語大辞典 「互文」の意味・読み・例文・類語 ご‐ぶん【互文】 〘 名詞 〙 対をなしているような表現で、一方に説くことと他方に説くことが、互いに相通じ、補いあって文意を完成する表現法。たとえば、「天長地久」といって「天」と「地」が、ともに「長」であり「久」であることをいう類。〔礼記疏‐中庸〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「互文」の読み・字形・画数・意味 【互文】ごぶん 双関法(対句を組み合わせる文章技巧)の文で、互いに一部を節略する。〔中庸、二十八〕子曰く、吾(われ)夏の禮をくに、杞(き)は(存するも)するに足らざるなり。吾殷の禮を學ぶに、宋は存するるも(徴するに足らざるなり)。〔〕此(ここ)に宋は存するりと云はば、則ち杞も亦た存するなり。互にして義を見(あら)はす。字通「互」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報