子曰く(読み)しいわく

精選版 日本国語大辞典 「子曰く」の意味・読み・例文・類語

し【子】 曰(いわ・のたまわ)

  1. ( 「論語」の各章句のはじめのことば。「孔子がおっしゃることには」の意から ) 論語、儒学などの意。また一般に漢籍をいう。
    1. [初出の実例]「おまへは、子曰(シノタマハク)もよめるさうなが」(出典:俳諧・誹讔三十棒(1771))
  2. 格言などに添えて由緒ありげに言うことば。
    1. [初出の実例]「子曰(シノタマワク)の偏屈は西の海へさらりと捨(すて)」(出典:人情本・柳之横櫛(1853頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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