互物(読み)ごぶつ

精選版 日本国語大辞典 「互物」の意味・読み・例文・類語

ご‐ぶつ【互物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たがいに組み合わせてはじめて役立つ物。
  3. 上と下に殻のある生物。亀や二枚貝の類をいう。〔周礼天官・鼈人〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「互物」の読み・字形・画数・意味

【互物】ごぶつ

はまぐりのように甲殻二枚の合するもの。〔周礼、地官、掌蜃〕互物蜃物(しんぶつ)を斂(をさ)め、以て壙(いんくわう)(墓穴をふさぐ)の蜃を共(供)することを掌る。祭祀には蜃の蜃を共し、白の蜃を共す。

字通「互」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android