天官(読み)テンカン

デジタル大辞泉 「天官」の意味・読み・例文・類語

てん‐かん〔‐クワン〕【天官】

古代中国官名六官一つで、国政を総轄し、宮中事務をつかさどった。

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精選版 日本国語大辞典 「天官」の意味・読み・例文・類語

てん‐かん‥クヮン【天官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国、周代の六官の一つ。国政を総轄し、宮中事務をつかさどる官の総称。〔礼記‐曲礼下〕
  3. 天子に仕える官吏。また、その職務
    1. [初出の実例]「天官依勅而輸銭帛。旧院有議以営仏経」(出典本朝文粋(1060頃)一四・円融院四十九日御願文〈菅原輔正〉)
    2. [その他の文献]〔班固‐東都賦〕
  4. ( 古代中国で、官僚組織を天上星座と対応させていたところから ) =てんもん(天文)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「日月推歩、天官星翁之所掌、無其不一レ之」(出典:出定後語(1744)上)
    2. [その他の文献]〔史記‐大史公自序〕

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