五ヶ野原(読み)ごかのがはら

日本歴史地名大系 「五ヶ野原」の解説

五ヶ野原
ごかのがはら

鹿乗かのり川と半場はんば川に挟まれた原野。現安城市古井ふるい町・堀内ほりうち町・桜井さくらい町・姫小川ひめおがわ町・小川町・和泉いずみ町・石井いしい町・じよういり町、西尾市南中根みなみなかね町を含む一帯。標高一〇―一五メートルの平坦地で、東は矢作川氾濫平野と崖で境をなし、中央部で朝鮮ちようせん川が流れを起こし、南に開析谷を広げる。広い未開地で、桜井・和泉・城ヶ入・小川・中根の五ヵ村が入会権をもっていたのでこの名がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android