五十挺立(読み)ごじっちょうだて

精選版 日本国語大辞典 「五十挺立」の意味・読み・例文・類語

ごじっちょう‐だてゴジッチャウ‥【五十挺立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 櫓五〇挺を設けて漕ぐ船。
  3. 中世末から近世水軍で、櫓五〇挺を設ける軍船。特に近世では五〇挺立が関船(せきぶね)の中型として基準とされ、諸侯の水軍でもこの等級の関船が最も多く使われた。全長約六〇尺(約一八メートル)、肩幅一五尺(約四・五メートル)、深さ五尺(約一・五メートル)、一二反帆、漕手五〇人、乗組兵士三〇人ほどの快速軍船。〔三島流船艦造営記(1682)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android