五島鯣(読み)ゴトウスルメ

デジタル大辞泉 「五島鯣」の意味・読み・例文・類語

ごとう‐するめ〔ゴタウ‐〕【五島×鯣】

長崎県五島地方から産出する上等のするめ

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精選版 日本国語大辞典 「五島鯣」の意味・読み・例文・類語

ごとう‐ずるめゴタウ‥【五島鯣】

  1. 〘 名詞 〙 長崎県五島列島付近で産する鯣。ケンサキイカゴトウイカ)で製する。肉が厚く、甘味があり優良品とされる。
    1. [初出の実例]「あつみの干鱈、五島鯣(ごとうズルメ)、熊野ぶしをしたたかしてやらるる」(出典浮世草子・好色貝合(1687)上)

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世界大百科事典(旧版)内の五島鯣の言及

【するめ】より

…江戸時代には中国への重要輸出品で,当時等級を示すために用いられた〈一番するめ〉〈二番するめ〉の呼称は,現在も用いられている。一番するめはケンサキイカを原料とする優良品で,五島するめとも呼ぶように,九州諸県や山口県を主産地とする。二番するめはスルメイカでつくるもので,生産量は最も多く,北海道や三陸が主産地である。…

※「五島鯣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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