五教の技(読み)ごきょうのわざ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五教の技」の意味・わかりやすい解説

五教の技
ごきょうのわざ

講道館柔道の投技指導順序を示したもの。基本となる投技 40本を選び,技の難易に従い,出足払や背負投を含む第1教より浮技や裏投などの第5教まで8本ずつに分け,指導の要目とする。 1895年 42本を制定,のち 1920年に現在の 40本に改正した。

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世界大百科事典(旧版)内の五教の技の言及

【柔道】より

… 柔道の技術的発展をみると,嘉納が学んだ天神真楊流が得意とした固め技と当身技(あてみわざ)に起倒流で優れていた投げ技を加え,これらをもとに各流派の術を集大成して,投,固,当の3本柱が体系づけられた。とくに投げ技は,彼自身の発明した崩し,作り,掛けの理を基本として技を完成し,95年には投げ技の指導要目である五教の技を制定し,さらに1920年にこれを改訂した。これは第一教から第五教まで各8本からなっており,計40本が制定されている。…

※「五教の技」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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