投技(読み)ナゲワザ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「投技」の意味・わかりやすい解説

投技
なげわざ

固技当身技 (あてみわざ) とともに柔道技術の3部門の一つ。相手を投げ倒し,投げ落としたりなどして,相当の勢いあるいははずみで,だいたいあおむけに倒して制する技。種類は多いが,投げるときの体勢によって立技と捨身技 (すてみわざ) に大別される。立技は主として働かす身体部位によって手技,腰技足技に,捨身技は身体の捨て方の違いにより真 (ま) 捨身技と横捨身技に分けられる。講道館では投技指導の基準として五教の技を制定している。練習は基本を重視し,学習指導順序に従って乱取と形の方式による多くの練習法を組み合わせて行なわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android