五日市場村(読み)いつかいちばむら

日本歴史地名大系 「五日市場村」の解説

五日市場村
いつかいちばむら

[現在地名]細江町三和みわ

南流する井伊谷いいのや川東岸の台地に位置し、集落は南面の傾斜地に広がる。南西広岡ひろおか村、東は金指かなさし(現引佐町)正保郷帳に「五日市場村」とみえ、田方二三二石余・畑方四八石余、旗本金指近藤領。領主は変化なく幕末に至る。


五日市場村
いつかいちばむら

[現在地名]一宮市丹陽たんよう五日市場いつかいちば

東は春日井郡宇福寺うぶくじ(現西春日井郡西春町)と接する。「寛文覚書」によれば、家数五五、人数三三七。「徇行記」によれば、概高四〇六石余、うち三六一石余は藩士一〇人の給知。田四町六反・畑三七町余。「此地ハ丹羽郡ノ水潦一般ニ落タマリ水災ノ所ナルカ、五条川御普請以来ハ水行ヨロシクナレリ、高ニ準シテハ佃力不足シ(中略)畠ニハ菜蔬ヲ作リ、夏ハ瓜・西瓜ヲ、冬ハ専ラ胡蘿蔔にんじんヲ作リ、下小田井市ヘ送リ出セリ、一体細民ハカリニテ村立アシヽ、竹木ハヨク茂レリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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