三和村(読み)さんわむら

日本歴史地名大系 「三和村」の解説

三和村
さんわむら

面積:三九・二九平方キロ

東頸城丘陵の西側、高田たかだ平野東部にある。西端を飯田いいだ川、中央北寄りを桑曾根くわぞね川が北西へ流れ、北辺を保倉ほくら川が西流する。村の北・東は東頸城丘陵、中央部は飯田川右岸の扇状地大小河川が北流し、溜池が多数点在する。東は東頸城郡まき村・浦川原うらがわら村、北は中頸城郡頸城村、西と南は上越市に接する。南端水科みずしなに七世紀頃築造された古墳群があり、また古代には北部に東大寺領吉田よしだ庄が設定された。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図にみえる現村域は河川の流路や村の位置が異なっており、飯田川の氾濫などの影響が大きかったことをうかがわせる。同絵図によれば北部は美守郷、南部は五十公郷に属していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報