五町台村(読み)ごちようだいむら

日本歴史地名大系 「五町台村」の解説

五町台村
ごちようだいむら

[現在地名]桶川市五町ごちようだい赤堀あかぼり

篠津しのづ村の南東にあり、集落は西を赤堀川、東を元荒川に挟まれた自然堤防上にある。北東は元荒川を隔てて埼玉郡栢間かやま(現菖蒲町)。五丁台村とも書く。田園簿では田二三石余・畑五八石余、幕府領。国立史料館本元禄郷帳および幕末の改革組合取調書では旗本酒井領。足立郡鴻巣領に属する。寛永六年(一六二九)検地が行われた(風土記稿)。中山道桶川宿定助郷村で、宝暦九年(一七五九)の勤高は八四石(「定助郷加助郷村々勤高」武笠家文書)。文化四年(一八〇七)には日光道中杉戸すぎと宿(現杉戸町)の当分助郷村となっている(「議定証文」川家文書)。化政期の家数三三(風土記稿)。天保九年(一八三八)の諸商人渡世向取調書上(渋谷家文書)では家数三〇・人数一四三、居酒煮売出商人渡世一・煮売出商人渡世四があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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