「河海抄」では掻手(かいで)、片垂(かたたり)、水宇瓶(すいうびょう)、蒼海波(そうがいは)、雁鳴(がんめい)の五種とするが、典拠も不明で、実態の復元もなされていない。これに対して、宝暦一三年(一七六三)の山県大弐「琴学発揮序文‐温故」にみえる「古之琴調五焉。曰宮音。鐘黄正宮調也。曰商音。簇太縵宮調也。曰角音。呂仲緊羽調也。曰微音。鐘林縵角調也。曰羽音。射無清商調也。是実正宮一均。而其音順旋五絃也」とある五音を「五箇の調べ」の本義とする説もある。また、「胡笳の調べ」とする説(「原中最秘鈔」「河海抄」)もある。
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...