五色の雲(読み)ごしきのくも

精選版 日本国語大辞典 「五色の雲」の意味・読み・例文・類語

ごしき【五色】 の 雲(くも)

五色に輝く雲。吉兆とされた。瑞雲(ずいうん)
※続日本紀‐神護景雲元年(767)九月戊申「日上有五色雲」 〔陳書‐徐陵伝〕
西方極楽浄土に往生する瑞相とされる五種の色の雲。また、浄土の荘厳としても説かれる。
※本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉「万籟百泉。皆唱妙法之梵音。疑是霊鷲山之乗五色雲以飛来歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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