吉兆(読み)キッチョウ

デジタル大辞泉 「吉兆」の意味・読み・例文・類語

きっ‐ちょう〔‐テウ〕【吉兆】

よいこと、めでたいことの起こる前ぶれ。吉相。⇔凶兆
[類語]幸先吉相瑞相瑞兆瑞祥祥瑞瑞光

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精選版 日本国語大辞典 「吉兆」の意味・読み・例文・類語

きっ‐ちょう‥テウ【吉兆・吉徴チョウ】

  1. 〘 名詞 〙
  2. めでたいしるし。縁起のよいきざし。
    1. [初出の実例]「以為吉兆、深秘在篋中」(出典:性海霊見遺稿(1396頃)東福羅漢供跋)
    2. 「何となう陣取りしに、八幡の御地なるこそ吉兆なれ」(出典:大観本謡曲・木曾(室町末))
    3. [その他の文献]〔晉書‐劉聰載記〕
  3. 十日戎(えびす)の小宝(こだから)異称正月の十日戎の小宝売りの物売りが呼び声に「吉兆の小宝云々」といったところからいう。

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デジタル大辞泉プラス 「吉兆」の解説

吉兆

日本の料亭のグループ名、またその創業店である「本吉兆」の通称。1930年、大阪府大阪市で創業。1979年の東京サミットの午餐会食事を担当するなどして、高級料亭としての地位確立。1991年、創業者の子供たちがのれん分けによりそれぞれ独立。グループ企業にはほか神戸吉兆京都吉兆、東京吉兆がある。吉兆の「吉」の漢字表記は正確には“つちよし”。

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普及版 字通 「吉兆」の読み・字形・画数・意味

【吉兆】きつちよう

吉徴

字通「吉」の項目を見る

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