五識(読み)ごしき

精選版 日本国語大辞典 「五識」の意味・読み・例文・類語

ご‐しき【五識】

〘名〙 仏語
眼根、耳根、鼻根舌根、身根の五根をより所として、色境、声境、香境、味境、触境の五境を認知する五つの心の作用
※臥雲日件録‐文安三年(1446)一〇月二一日「案上有林間彔、盖海門老人所講之本也、披之偶逢五識為第八識親相分之文」 〔梁武帝‐令郡県各陳時政闕失詔〕
② 起信論で、業識、転識、現識、智識、相続識をいう。

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デジタル大辞泉 「五識」の意味・読み・例文・類語

ご‐しき【五識】

仏語。目・耳・鼻・舌・身の五根によって生じる、しきしょう・香・味・そくの五つの知覚作用。

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