精選版 日本国語大辞典 「触境」の意味・読み・例文・類語 そっ‐きょうソクキャウ【触境】 〘 名詞 〙 ( [梵語] spraṣṭavya の意訳。「そく」は「触」の呉音 ) 仏語。五境、六境の一つ。触れることによって身体により感覚されるもので、堅さ、湿りけ、(あたたかさ)、動き、滑(なめらかさ)、渋(ざらっぽさ)、重さ、軽さ、冷たさ、饑(ひもじさ)、渇きの一一種。身根の対象。触(そく)。[初出の実例]「触境と身根と、一異の相なく、凡聖の相なく、迷悟の相なく、言説の相なく、心念の相なし」(出典:十善法語(1775)七) そく‐きょう‥キャウ【触境】 〘 名詞 〙 ⇒そっきょう(触境) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例