触境(読み)そっきょう

精選版 日本国語大辞典 「触境」の意味・読み・例文・類語

そっ‐きょうソクキャウ【触境】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] spraṣṭavya の意訳。「そく」は「触」の呉音 ) 仏語五境六境一つ。触れることによって身体により感覚されるもので、堅さ、湿りけ、(あたたかさ)、動き、滑(なめらかさ)、渋(ざらっぽさ)、重さ、軽さ、冷たさ、饑(ひもじさ)、渇きの一一種。身根対象。触(そく)
    1. [初出の実例]「触境と身根と、一異の相なく、凡聖の相なく、迷悟の相なく、言説の相なく、心念の相なし」(出典:十善法語(1775)七)

そく‐きょう‥キャウ【触境】

  1. 〘 名詞 〙そっきょう(触境)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android