精選版 日本国語大辞典 「五通」の意味・読み・例文・類語 ご‐つう【五通】 〘 名詞 〙 =ごじんずう(五神通)[初出の実例]「又彼諸衆生。皆具二五通一」(出典:往生要集(984‐985)大文二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「五通」の解説 五通いつつじどおり 京都市:上京区五通上立売(かみたちうり)通の南にあり、開通年月は不詳。応仁の乱以前の町の状態を描くとされる中昔京師地図には堀川(ほりかわ)以西、北野天満宮(きたのてんまんぐう)辺りまでの道を「五辻通」と記す。「坊目誌」は名称由来を「後鳥羽上皇が御せし五辻殿此街にありしより称とす」とするが、後鳥羽上皇の院御所五辻殿(いつつじどの)や、藤原成親の五辻第、鳥羽天皇皇女五辻斎院(さいいん)などが、既に平安末期から鎌倉時代にかけてこの辺りにあり、五辻の名は早くからあったものと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報