日本歴史地名大系 「五郎右衛門屋敷」の解説 五郎右衛門屋敷ごろうえもんやしき 兵庫県:姫路市姫路城下五郎右衛門屋敷[現在地名]姫路市五郎右衛門邸(ごろうえもんてい)姫路城北東の外曲輪に位置する武家町。外堀の西で米屋(こめや)町・福本(ふくもと)町の東にある。鋳物師棟梁芥田五郎右衛門の所有地であったところから名付けられた。中世は野里(のざと)村のうちで一三世紀半ば以前から鋳物業の中心地であった(→野里村)。芥田家伝記(芥田文書)によると、野里村地内御組屋敷と鍛冶(かじ)裏新町の地は江戸時代以前から鋳物師芥田家が所持していた畠地であったが、慶長六年(一六〇一)町割のため取上げられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by