日本歴史地名大系 「五郎島村」の解説 五郎島村ごろじまむら 石川県:金沢市旧石川郡地区五郎島村[現在地名]金沢市五郎島町粟崎(あわがさき)村の南、大野(おおの)川の河口右岸に位置する。南対岸の戸水(とみず)村の農民が開発して成立した村と伝える(亀の尾の記)。中世は大野(おおの)庄の内。文明一四年(一四八二)一二月日の大野庄年貢算用状(鹿王院文書)に、大野湊の「小次郎五郎未進」として四貫文の地子がみえる。また明応四年(一四九五)一二月日の大野庄年貢算用状(天龍寺文書)には、小二郎五郎分の地子五貫文が「依洪水塩入皆損」として免除されており、同九年一二月日の大野庄年貢算用状(同文書)には「小二郎五郎嶋、皆損」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by