五部村(読み)ごへむら

日本歴史地名大系 「五部村」の解説

五部村
ごへむら

[現在地名]三和町五部

飯沼新田いいぬましんでんの西に所在。南・北・西は台地で、西に平地林が続き、南と西は諸川もろかわ村に接する。天正二年(一五七四)の古河公方足利義氏料所目録(喜連川文書)の「上幸嶋」に「五部 芳春院」とあり、芳春ほうしゆん(現古河市にあった徳源院)領地であった。元禄郷帳には「五遍ごへ村」とあり、享保一二年(一七二七)の助郷御請書帳(中村家文書)には「三浦玄蕃知行所 五部村 一高百三拾五石」とあり、旗本三浦よりつぐ知行地で、仁連にれ宿・諸川宿への助郷役があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android