井口海仙(読み)イグチ カイセン

20世紀日本人名事典 「井口海仙」の解説

井口 海仙
イグチ カイセン

大正・昭和期の茶道家(裏千家流),茶道ジャーナリスト 今日庵理事;淡交会副会長。



生年
明治33(1900)年6月24日

没年
昭和57(1982)年6月8日

出生地
京都府京都市

本名
井口 三郎

別名
号=宗含,幽静庵

経歴
父に師事、兄14代淡々斎を助け淡交会発展に尽力。また裏千家機関誌「今日庵月報」「茶道月報」を主宰する傍ら、「茶道全集」(全15巻)編集に従事するなど、茶道ジャーナリストとしても活躍。今日庵理事、淡交会副会長、淡交社社長を務めた。著書に「茶道入門」「茶道用語辞典」「茶道雑話」「竹蔭抄」「家元周辺」「井口海仙著作選集」(全3巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井口海仙」の解説

井口海仙 いぐち-かいせん

1900-1982 大正-昭和時代の茶道家。
明治33年6月24日生まれ。13代千宗室の3男。裏千家宗家の父にまなぶ。茶道教授のかたわら,機関誌「茶道月報」を主宰。戦後は淡交社の社長として茶道書の出版,執筆に活躍した。昭和57年6月8日死去。81歳。京都出身。名は三郎。号は宗含。著作に「竹陰抄」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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