三郎(読み)さぶろう

精選版 日本国語大辞典 「三郎」の意味・読み・例文・類語

さぶ‐ろう ‥ラウ【三郎】

[1] 〘名〙
① 三番目に生まれた男子。さむろう。
伊勢物語(10C前)六三「さぶらうなりける子なん、よき御をとこぞいでこむとあはするに」
② (「清三郎(せいざぶろう)」の略) 酒をいう人形浄瑠璃社会の隠語
滑稽本浮世床(1813‐23)二「なにが『ざぶろう』のさめ際で、こっぱり寤(さま)したれば」
[2] 七福神の一つ、夷(えびす)三郎のこと。
※虎明本狂言・夷大黒(室町末‐近世初)「ゑびす殿と某とは、一所にあるものなれは、三郎殿といひあはせて、きたりてあるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「三郎」の意味・読み・例文・類語

さぶ‐ろう〔‐ラウ〕【三郎】

3番目に生まれた男の子三男

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「三郎」の解説

三郎 (サブロウ)

学名Occella iburia
動物。トクビレ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android