三郎(読み)サブロウ

精選版 日本国語大辞典 「三郎」の意味・読み・例文・類語

さぶ‐ろう‥ラウ【三郎】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 三番目に生まれた男子。さむろう。
      1. [初出の実例]「さぶらうなりける子なん、よき御をとこぞいでこむとあはするに」(出典:伊勢物語(10C前)六三)
    2. ( 「清三郎(せいざぶろう)」の略 ) 酒をいう人形浄瑠璃社会の隠語
      1. [初出の実例]「なにが『ざぶろう』のさめ際で、こっぱり寤(さま)したれば」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)二)
  2. [ 2 ] 七福神の一つ、夷(えびす)三郎のこと。
    1. [初出の実例]「ゑびす殿と某とは、一所にあるものなれは、三郎殿といひあはせて、きたりてあるぞ」(出典:虎明本狂言・夷大黒(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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