井尻古墳(読み)いじりこふん

日本歴史地名大系 「井尻古墳」の解説

井尻古墳
いじりこふん

[現在地名]亀山市井尻町

鈴鹿川北岸の標高四〇メートルの河岸段丘上に単独で築かれた前方後円墳。全長五三メートル、後円部径二六メートル、高さ四メートルで、前方部の幅三九メートル、後円部径の一・五倍もあり、前方後円墳としては発展した形態を示す。後円部の一部は農道により削りとられているが、墳丘の保存はよく往時の姿をとどめている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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