井浜村(読み)いばまむら

日本歴史地名大系 「井浜村」の解説

井浜村
いばまむら

[現在地名]磯部町飯浜いいはま

伊雑いぞうノ浦の北岸にあり湾を隔てて南に坂崎さかざき村がある。平地をほとんど欠く。飯浜(「伊雑宮旧記」内閣文庫蔵)、伊浜(志摩国旧地考)とも記す。磯部郷外の地であるが、神領地であった。「惣官家旧記」(神宮文庫蔵)の年未詳七月一一日内宮禰宜注進状に「熊野山凶徒等発向当神戸御浦伊浜入伊雑宮御鎮坐上村之由」とあり、「伊雑宮旧記」に「伊雑御浦飯浜村」とあり、伊雑ノ浦が伊雑宮の御贄場であったと思われる。

近世を通じて鳥羽藩領で、答志とうし郡に属した。享保一一年(一七二六)の村指出帳(徳川林政史蔵)によれば、高二九九・四七石のうち三・六五石が水主米高として寛文四年(一六六四)から定引となり、反畝不明の弁高という無地一三二・四一三石があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む