海の事典 「亜熱帯モード水」の解説 亜熱帯モード水 水温・塩分の値がほぼ一定の水が広く厚く分布しているものをモード水と呼ぶ。北大西洋のサルガッソー海付近に、数百mの厚さを持った水温約18℃、塩分 36.4~36.5psuの水が広く分布しており、これを北大西洋の亜熱帯モード水または、18℃ウオーターと呼ぶ。太平洋でも黒潮の外側の海域に、 17℃前後の水温を持つ同様のモード水が見られ、北太平洋亜熱帯モード水と呼ばれている。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亜熱帯モード水」の意味・わかりやすい解説 亜熱帯モード水あねったいモードすいsubtropical mode water 太平洋の亜熱帯循環系の中心海域に広く分布する表層水塊。増沢譲太郎によって名づけられた (1969) 。水温は 17℃前後,塩分は 34.75‰程度で時計回りの大環流 (500~1000kmの直径) を伴う。大西洋ではサルガッソー海の「18℃水」がこれに相当する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by