最新 地学事典 「亜鉛黒マンガン鉱」の解説
あえんこくマンガンこう
亜鉛黒マンガン鉱
hetaerolite
化学組成ZnMn2O4の鉱物。ヘテロ鉱とも。正方晶系,空間群I41/amd,格子定数a0.572nm, c0.924, 単位格子中4分子含む。八面体結晶・塊状。劈開{001}不明瞭,断口不規則,脆弱,硬度6,比重5.18。亜金属光沢,黒色,条痕暗褐色。薄片中赤褐色,一軸性負,屈折率ω2.34, ε2.14。ハウスマン鉱と同形であるが,ZnはMnと少量しか置換せず,中間の組成のものは知られていない。米国ニュージャージー州Franklinから産出。カルコファン鉱と密接に共生しているため,ギリシア語のetairos(友人)から命名。
執筆者:嶋崎 吉彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

