ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交引舗」の意味・わかりやすい解説 交引舗こういんぽjiao-yin-pu; chiao-yin-p`u 中国,宋代の交引 (手形) を取扱う金融業者。専売益金を扱う京師榷貨務 (かくかむ) の監督下に組合を結成していた。在京米行商 (北商) が辺境に米を納め,代金として交引を受取り京師に持帰ると,交引舗は行商であることを証明し,米行商は証明書と交引を京師 榷貨務に持参し,初めて現金を受取る。行商でないときは交引を安値で買上げ,塩,茶商人など南商に高く売りつけた。交引の値を操作して全国の商人を押え,政府に対して大きな影響力をもった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by