日本大百科全書(ニッポニカ) 「亥鼻台」の意味・わかりやすい解説 亥鼻台いのはなだい 千葉市にある下総台地(しもうさだいち)の一角の高台。標高約30メートル。1126年(大治1)千葉常重(つねしげ)がこの地に築城してのち、千葉氏の居城であったが、近世には廃墟(はいきょ)と化した。城跡には千葉大学医学部、教育学部が置かれていたが、教育学部は西千葉へ移転した。1967年(昭和42)千葉市郷土館(現、千葉市立郷土博物館)が開設されたほか、県立文化会館があり、緑も多くて文化の森として市民に親しまれている。JR千葉駅からバス10分。[山村順次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例