京仏具(読み)きょうぶつぐ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「京仏具」の解説

京仏具[仏壇・仏具]
きょうぶつぐ

近畿地方、京都府の地域ブランド。
京都府産の御宮殿(仏具に限る)・須弥壇・卓(仏具に限る)・礼盤一式(礼盤・向卓・脇卓・磬台・立経台・畳一組からなり仏具に属するものに限る)・金灯籠・輪灯・香炉燭台華瓶(仏具に限る)・厨子・天蓋(仏具に限る)・瓔珞・仏飯器・仏飯器台・過去帳・過去帳台・輪・輪台・経卓・マッチ消し・線香差し・位牌。京都の仏具の歴史は、平安時代の空海・最澄の頃に始まったという。11世紀初頭には仏所に仏工が集められ、本格的な仏具づくりが開始された。1976(昭和51)年2月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年1月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5017123号。地域団体商標の権利者は、京都府仏具協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「京仏具」の解説

京仏具

京都府で生産される仏具。8世紀頃から始まり、11世紀初頭に発展したとされる。国の伝統的工芸品に指定されている。

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