すべて 

華瓶(読み)けびょう

精選版 日本国語大辞典 「華瓶」の意味・読み・例文・類語

け‐びょう‥ビャウ【華瓶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けひょう」とも ) 仏具一種で、花をさして仏前に供える器。主として銅製のものを用い、宗派により形に差がある。三具足及び五具足一つとされる。かびん。はないれ。〔異制庭訓往来(14C中)〕
    1. 華瓶〈東京国立博物館蔵〉
      華瓶〈東京国立博物館蔵〉
    2. [初出の実例]「華瓶〈計比也宇〉」(出典:和漢三才図会(1712)一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「華瓶」の意味・わかりやすい解説

華瓶
けびょう

花瓶とも書く。仏具の一つ。口と脚が開いて,頸と腰が細い胴張りの壺。大壇上に置き蓮華を挿すのを本旨とするが,普通は季節生花を用いる。通常は金銅製で装飾を加えない。まれに胴を2重とし,外側に唐草などの透かし彫を加えたものがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android