京窯(読み)きょうがま

精選版 日本国語大辞典 「京窯」の意味・読み・例文・類語

きょう‐がまキャウ‥【京窯】

  1. 〘 名詞 〙 登窯(のぼりがま)一種近畿地方に広く行なわれた小窯風の旧式の窯。また、その窯で焼かれた陶器
    1. [初出の実例]「戸棚から、茶入を二つだしてみせる。『こいつぁ京がまだはへ。新兵衛か万右ヱ門だろう。〈略〉』」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一)

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世界大百科事典(旧版)内の京窯の言及

【窯】より

…19世紀初めに瀬戸で始まった磁器生産窯は,有田のそれと同様な横狭間・倒炎式の連房登窯で丸窯系と呼ばれるものである。これとは別に,各房の幅は等しいが,器物を置く床面に段を有する京窯系(京都,信楽(しがらき),萩など)がある。1872年(明治5)ヨーロッパの進歩した輪窯(連続窯)が導入され,工業化への道を歩みはじめた。…

※「京窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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