日本歴史地名大系 「人参峠遺跡」の解説 人参峠遺跡にんじんとうげいせき 三重県：名張市瀬古口村人参峠遺跡[現在地名]名張市百合が丘西一番町名張盆地東南部の前山（まえやま）丘陵の中央部から北西に張出した尾根上部の稜線上（標高約二七〇メートル）に位置する古墳時代の集落跡。昭和五四年（一九七九）発掘調査。遺跡はもと瀬古口の順添（せこぐちのじゆんぞえ）に属し、西辺に丘陵南部の青蓮寺（しようれんじ）へ至る小道の急坂と鞍部があり、人参峠とよばれていた。検出遺構は古墳時代前期から中期にかけての竪穴住居跡二十数棟と土壙・土器溜など。竪穴住居跡は最大規模の一辺約一〇・五メートルのものから最小の一辺約二・五メートルのものまで、各種のものが稜線上と南西斜面に階段状に築かれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
