人工口蓋(読み)じんこうこうがい(その他表記)artificial palate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人工口蓋」の意味・わかりやすい解説

人工口蓋
じんこうこうがい
artificial palate

単音または短い連音の調音において,舌の触れた部分に印がつく (粉がとれるなどの) ようにした上歯,歯茎口蓋の型で,硬口蓋にはめ込んで発音したのちに取出して調べる。そのときの図形を写生したり写真に撮ったりしたものをパラトグラムという。調音点 (域) を知るための一種の実験器具である。生理上,口蓋の奥寄りのほうの接触はこの方法では明らかにすることができない。従来は1回ごとの接触しか調べられなかったが,この点はコンピュータと連動させた動的人工口蓋により解消された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む