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調音(読み)ちょうおん(英語表記)articulation

翻訳|articulation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

調音
ちょうおん
articulation

構音ともいう。言語音声は,肺からの呼気に対し声門が働いて声や噪音を出し (これを「喉頭調音」ともいう) ,それに対して声門より上の音声器官 (これを「調音器官」という) が共鳴室の作用をして音色を変えたり,噪音を加えたりすることによって生じる。この調音器官の,音声を発する働きを調音という。[t]における歯裏や歯茎のように,調音の行われる個所を「調音点」,その範囲が広いときは「調音域」という。そこに働きかけをする舌先などを「調音者」という。その調音の仕方が破裂 (閉鎖) か摩擦かなどを「調音様式」という。その調音点がほとんど同時に2ヵ所にあるものを「二重調音」という。[ kw ]は軟口蓋での閉鎖と唇の丸めがある二重調音である。したがって kw →pの変化がよく起る (例: *kwo -「だれ,何」→ギリシア語 poîos「どんな」) 。

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デジタル大辞泉の解説

ちょう‐おん〔テウ‐〕【調音】

[名](スル)
ある音声を発するために、声門より上の音声器官を閉鎖したり狭めたりすること。
調律

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ちょうおん【調音】

( 名 ) スル
声帯から唇に至る音声器官の形状を変えて個々の言語音を作り出すこと。構音。
調律」に同じ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の調音の言及

【音声学】より

…この三つの局面に対応した音声学が成立する。つまり(1)話者がいかにして言語音声を発するかを生理的に分析する調音音声学articulatory phonetics,(2)言語音声を音波として物理的に分析する音響音声学acoustic phonetics,さらに(3)聞き手が音声音波をどのように聞き取るか心理的に分析する聴覚音声学auditory phoneticsの3分野に分かれる。(1)の調音音声学は調音活動の観察や実験を通し19世紀末からH.スウィート,ジーフェルスE.Sievers,O.イェスペルセンなどにより綿密に研究され科学として確立されるにいたった。…

※「調音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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