人工血漿(読み)じんこうけっしょう(その他表記)artificial plasma; plasma substitute

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人工血漿」の意味・わかりやすい解説

人工血漿
じんこうけっしょう
artificial plasma; plasma substitute

代用血漿ともいう。出血などに際して血液増量の目的で輸液される治療薬で,血漿増量剤ともいわれる。生理食塩水などのようにすぐに毛細血管を通過して血管外へ出てしまわないように,デキストラン,ポリビニルピロリドン,アルギン酸,ゼラチン由来物質などを電解質塩類溶液に添加して粘度,浸透圧などを血漿に近似させた親水性コロイド溶液であり,急性出血,ショック,体液喪失による血液の濃厚化,熱傷,脱水などの治療に利用される。最近は人血から血漿の成分を分けて保存し,これらを配合して人血漿と同一の製剤を得ることもできる。

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