人形仕立て(読み)ニンギョウジタテ

デジタル大辞泉 「人形仕立て」の意味・読み・例文・類語

にんぎょう‐じたて〔ニンギヤウ‐〕【人形仕立て】

人形に着せる着物の仕立て方に似ているところから》
和服で、脇の下をあけたまま袖をつける仕立て方。
比翼ひよく仕立て」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人形仕立て」の意味・読み・例文・類語

にんぎょう‐じたてニンギャウ‥【人形仕立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 人形の着物の仕立て方に似せたところから )
  2. 和服で、わきの下をあけたまま袖をつける仕立て方。人形。人形袖
  3. 比翼仕立てのこと。
    1. [初出の実例]「重附(かさねつけ) 上着にても袖口つまゑり小口すそに至るまで廻りばかり幾重もかさねたる衣しゃうをさして、重つき、又人形仕立(ニンギャウシタテ)ともいへり」(出典:楽屋図会拾遺(1802)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android