デジタル大辞泉 「比翼仕立て」の意味・読み・例文・類語 ひよく‐じたて【比翼仕立て】 1 洋裁で、上前の打ち合わせを二重にし、隠しボタン・隠しジッパーにする仕立て。コートなどに用いる。2 和裁で、襟・袖口・振り・裾を二重にし、2枚の長着を重ねたように見せる仕立て。人形仕立て。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「比翼仕立て」の意味・読み・例文・類語 ひよく‐じたて【比翼仕立】 〘 名詞 〙① 襲物(かさねもの)を簡略にしたもの。下着を略して胴抜き仕立にしたもので、上着に袖口、襟、裾が重ね着に見えるように別布をつけたもの。② 洋裁で、上前のボタンがけの所を二重にして、かけたボタンが隠れるようにする仕立。フライフロント。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の比翼仕立ての言及 【着物】より …着付も重ね着が標準となり,少なくとも2枚,一般に3枚,多いものは4枚を重ねた。そのため目につく袖口,八つ口,衿(襟),裾だけを二重にした〈比翼(ひよく)仕立て〉という裁縫を生んだ。 元禄以後〈華美〉と〈流行〉が著しくなり,《女重宝記》に〈時々のはやりそめも五年か八年の間にすたり〉とあるように,あらゆる意匠の変化を次々と求めるようになった。… ※「比翼仕立て」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by