幾重(読み)イクエ

デジタル大辞泉 「幾重」の意味・読み・例文・類語

いく‐え〔‐へ〕【幾重】

何枚も重なっていること。いくつかの重なり。「雲が幾重もかかる」「幾重人垣ができる」

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精選版 日本国語大辞典 「幾重」の意味・読み・例文・類語

いく‐え‥へ【幾重】

  1. 〘 名詞 〙 どれだけのかさなり。また、多くのかさなり。何重(なんじゅう)
    1. [初出の実例]「さしながら人の心をみ熊野の浦の浜木綿(はまゆふ)いくへなるらん〈平兼盛〉」(出典拾遺和歌集(1005‐07頃か)恋四・八九〇)

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普及版 字通 「幾重」の読み・字形・画数・意味

【幾重】いくちよう

いくかさなり。唐・劉長〔双峯下に故人李宥を哭す〕詩 れむ君がの雙峯に寄するを 骨を埋む窮泉(地下)、復(ま)た

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