人民大会堂(読み)じんみんだいかいどう(その他表記)Rén mín dà huì táng

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改訂新版 世界大百科事典 「人民大会堂」の意味・わかりやすい解説

人民大会堂 (じんみんだいかいどう)
Rén mín dà huì táng

中国の人民代表大会議場。北京市の天安門広場の西側にある。天安門広場,中国歴史博物館,民族文化宮,北京站(中央駅)などとともに,解放後10年間の新中国による公共建築を代表するもの。北京を中心とする全国各地の設計部局,建築家たちが提出した設計案をもとに1959年8月末に完成。建築面積は17万1800m2平面は山字形をなし,中央の大ホールの後方に吹抜けで,間口76m,奥行き60mの広さをもつ人民代表大会の議場があり,1万4000人を収容できる。5000人収容可能な大宴会場もある。建築意匠そのものは,ソ連との友好時代に定着した典型的な意匠で,全国各省・市の大会堂の範とされた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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