人生僅か五十年(読み)ジンセイワズカゴジュウネン

デジタル大辞泉 「人生僅か五十年」の意味・読み・例文・類語

人生じんせいわず五十年ごじゅうねん

人生の短いことのたとえ。人間僅か五十年
[類語]人生朝露ちょうろの如し浮生ふせい夢の如し邯鄲かんたんの枕命は風前のともしびの如し蜉蝣かげろうの命蜉蝣ふゆう一期いちご夢幻泡影むげんほうよう

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精選版 日本国語大辞典 「人生僅か五十年」の意味・読み・例文・類語

じんせい【人生】 わずか五十年(ごじゅうねん)

  1. 人間一生のきわめて短いことをいう。

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ことわざを知る辞典 「人生僅か五十年」の解説

人生わずか五十年

人間の一生はたかだか五〇年ほどの短いものである。人生のはかなさをいう。

[使用例] 百鬼園先生思えらく、人生五十年、まだ後五、六年あると思うと、くさくさする[内田百閒百鬼園随筆|1933]

[解説] 織田信長こうわかまい敦盛」を好み、桶狭間戦い前夜に舞った話とともに知られています。しかし、「敦盛」では、「人間五十年、下天の内をくらぶれば夢まぼろしの如くなり」とされていました。江戸中期には、「人間わずか五十年」といわれ、「人生(わずか)五十年」の形が確認できるのは近代以降の文献です。

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