人類教(読み)ジンルイキョウ

デジタル大辞泉 「人類教」の意味・読み・例文・類語

じんるい‐きょう〔‐ケウ〕【人類教】

コントが晩年に提唱した倫理的新宗教。愛情基本とし、人類の幸福のために奉仕することを人道と規定し、人類を社会的実在の最高表現であると主張した。人道教

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精選版 日本国語大辞典 「人類教」の意味・読み・例文・類語

じんるい‐きょう‥ケウ【人類教】

  1. 〘 名詞 〙じんどうきょう(人道教)
    1. [初出の実例]「彼の有名なる人類教なるものを創立せんと企てたり」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉一)

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世界大百科事典(旧版)内の人類教の言及

【コント】より

…44年クロティルド・ド・ボーClotilde de Vauxと出会い,彼女に恋をし,その死に遭遇する。コントはこの体験を通じて〈主観的統一〉の結論に到達し,晩年の大著《実証政治体系――人類教を創設するための社会学概論》全4巻(1851‐54)を著す。57年9月,〈人類教religion de l’humanité〉の大司教として弟子たちに見守られながら,パリで死去。…

※「人類教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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